「サムターン回し」とはどんな手口? 対策法をチェックしておこう!

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「サムターン回し」とはどんな手口? 対策法をチェックしておこう!

空き巣や泥棒というと、鍵穴にピックを差し込んで鍵を開ける「ピッキング」で侵入するイメージがあるかもしれません。
しかし近年では「サムターン回し」による空き巣被害が増えています。
サムターン回しというのはどういったものなのでしょうか?
この記事ではサムターン回しの手口や、サムターン回しによる空き巣被害を防ぐための対策方法を紹介します。

サムターン回しとはどういったもの?

サムターン回しは、玄関の隙間などから手や工具を突っ込み、鍵を開けるという手口です。
玄関ドアの内側には鍵を開け閉めするツマミがありますが、このツマミがサムターンです。
サムターンを扉の外側から回して鍵を開けて侵入するという手口の空き巣が、近年増加しています。
空き巣は、玄関ドアの隙間にL字の特殊な工具を入れるなどしてサムターンを操作します。
ピッキング対策として玄関ドアにシリンダー錠を取りつけるなどの対策をしても、サムターンをダイレクトに回されてしまっては意味がないのです。

サムターン回しの具体的な手口とは

サムターンを玄関ドアの外から回す方法はいくつかあります。
玄関ドアに郵便受けがついている場合にはこの隙間から工具を差し込んでサムターン回しをします。
他に、玄関ドアのドアスコープ(のぞき穴)を外して工具を入れたり、ドアと壁の隙間に工具を突っ込んだりしてサムターン回しをするケースもあります。
こういった隙間がない玄関ドアであっても、電動ドリルを使って穴を開ければ簡単に工具を差し込むことができます。
玄関ドアの素材にもよりますが、電動ドリルを使えば10秒から20秒程度でドアに貫通する穴を作れるため、空き巣は1分程度でサムターン回しをし、室内に侵入してしまうのです。

サムターン回しによる被害を防ぐ方法とは

サムターン回しは玄関ドアの外から工具を使って行うため、サムターンの周辺をカバーする対策が有効です。
サムターンのつまみにかぶせるようにセットするサムターンガードを取りつけて、サムターン回しを防ぎましょう。
玄関ドアの内側にサムターン補助錠をつけたり、鍵を使わなければ開け閉めができない仕組みになっているインナー錠を設置したりするのも有効です。
こういった器具には、毎日の玄関の開け閉めが少し面倒になるというデメリットがあります。

しかし、防犯性能を高めて安全に生活するためには、こういったアイテムの導入はかなり有効といえるでしょう。
サムターン回しの対策アイテムコーナーを用意しているホームセンターやネットショップも増えてきているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

合鍵を作成してはいけない賃貸物件もある

空き巣は、サムターン回しをして数秒から数分で室内に侵入してしまいます。
しかし、補助錠を取りつけたりサムターンの周囲をおおうサムターンガードを設置したりと対策しておけば、空き巣被害を防ぎやすくなります。
「自分の家は大丈夫だろう」と安易に考えず、万一に備えてきちんとサムターン回し対策をしておきたいですね。

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