今回ご紹介するのは”トステム鍵穴メンテナンス”について。
トステム,TOSTEM鍵穴のメンテナンス
普段からTOSTEM,トステムの鍵穴のメンテナンスを心がけるのはいいことだと思います。一般的に、なかなかそういう発想は出てきませんが、毎日使うものですから、汚れも、ホコリもたまります。
玄関周りを掃除するついでに、鍵穴にも掃除機をかけるという方法や、鍵穴専用の潤滑剤スプレーを使用するという方法があります。
し かし鍵穴は隙間が多いので、掃除機の効果は異物の種類によっても異なり、扉からホコリを余計に入れてしまうこともあります。潤滑剤についても、潤滑剤は使いすぎるとかえって不具合を引き起こす場合もありかもしれませんので、あきらかに鍵穴の調子が悪いときに少量だけ使用するようにしま しょう。吹きかける量としては1吹き、2吹き位で充分です。そして、鍵穴専用とされている以外のもの、556などは決して使わないよう注意してください。
プロの鍵専門業者と話す機会があれば、自宅のトステム、TOSTEMの鍵の種類に応じたメンテナンス方法などを相談してみれば確実です。
定期的なトステム、TOSTEMNの鍵の交換
当たり前のことですが、錠前は精密機器であり、寿命もあるということを理解していただきたいと思います。製品や、使用環境にもよりますが、一般的には5~10年が鍵、錠前の寿命だと考えて頂きたいです。
普段は、何もトラブルが出ていない鍵を交換しようとは思わない人が大半だと思います。しかし、長年使用してきた鍵は、ある日、突然、故障して、ここまで述べてき たような鍵トラブルを発生させることもあるのです。普段使用している間に、少しでも鍵に異常を感じたり、使用年数が経過しているときは、交換を検 討してください。
トステム、TOSTEMの鍵の技術進化していますから、年数が経てば経つほど防犯性能なども向上していることは間違いありません。定期的に、防犯面から住まいを見直す一環として、トステム、TOSTEMの鍵を交換しておけば、思わぬの鍵トラブルで困る可能性を減らすことができるはずだと思います。
もしもに備えて知っておきたい鍵の専門業者の依頼方法
トステム、TOSTEMの鍵のトラブルに直面するのはそう多いことではありませんから、プロの鍵専門業者に依頼をした経験がある人もそんなに数多くはいないことでしょう。ここでは、鍵の専門業者への依頼方法や、その際のポイントなどをまとめてみました。
●鍵の専門業者は何をしてくれるのか?
現場にプロの鍵専門業者は、状況を確認してトラブルの原因を突き止め、対処をします。トステム、TOSTEMの鍵のトラブルは、勘違いなどを除くと、「合鍵、スペアキー」「鍵穴(シリンダー)」「錠前(ドア周り鍵全体)」のいずれかに問題が生じているのですから、その見極めをします。
合鍵、スペアキーそのものに異常がある場合は一般の方でも見てわかるでしょうが、錠前側の不具合は、それが錠前・鍵穴のどの部分に不具合が生じているのか、突き止めるのはプロの知識と経験にたよらないと難しいと思います。
このとき、原因究明や対処を行う上で「ドアが開いているかどうか」は重要なポイントです。ドアが開いている状態なら、鍵穴、錠前をドアの内側 からなら、取り外して対応できますが、外側からは外せません。そのため、ドアが開かなくて家に入れない状態であれば、ト ラブルの原因が何であれ、まずトステム、TOSTEMの鍵を開錠する作業から始めます。
もし、ドアが閉まっている状態なら、外側からの鍵開けを、ピッ キングから試しますが、トステム、TOSTEMの鍵の種類やトラブル状況によっては不可能な場合も少なくありません。 そういう場合は「破錠」、つまり鍵を壊すという方法をとらざるをえません。ドアが開いているときは、鍵、錠前を取り外して内部を分解、点検、 原因の解明や対処はできます。
診断の結果、トステム、TOSTEMの部品を交換せざるを得ない場合もあります。プロの鍵専門業者は、さまざまなタイプのトステム、TOSTEMの鍵、錠前に合う部品を数多く持っていますので、大体その場で合う部品を用意して交換してくれることでしょう。