マンション自体やマンション管理会社の信頼を損なう事件が起きてしまった。高級マンション(渋谷区)のコンシェルジュの女性が福山雅治さん、吹石一恵さん夫妻宅に侵入し、逮捕された事件だ。その報道からいくつかの疑問を抱いた方もいることでしょう。「合鍵(鍵)って簡単に使えるの?」「そもそも合鍵(鍵)を渡すものなの?」「どうして何の為に合鍵(鍵)を渡すのか?」
高級マンションでは合鍵(鍵)を管理会社に預けるものか?
そもともマンションのコンシェルジュは合鍵(鍵)を自由に使えるのか、そもそも、合鍵(鍵)を管理会社(警備会社)やコンシェルジュに預けるものなの。
古いマンションでは、合鍵(鍵)を預けることはなかった。自宅玄関の錠を開ける鍵(合鍵)は、居住者だけが持っていた時代もありました。 最近のマンションの大半は、入居時にマンションの玄関錠の合鍵(鍵)1本を管理会社か警備会社に預けている。ここで警備会社の名前が出てくるのは、背景に「警備会社のセキュリティー付き」をつけることで安心、安全を売りにしたマンションが広まったからだ。 現在、分譲マンションのほとんどに警備会社によるセキュリティー体制が備えられている。例えば、住戸内で火災や事件が起きて非常ボタンが押されたり、留守中に窓、玄関ドアが不正に開けられると取り付けてあるセンサーが発動して、契約している近くの警備スタッフが緊急で駆けつける。その際、速やかに住戸内(部屋)に入るため、あらかじめ全住戸の合鍵(鍵)がまとめて1箇所に保管されている。 保管場所は明らかにできないが、錠前付きの収納庫に収められ、収納庫を開けるためのキーは厳重に保管されている。鍵(合鍵)を保管するのは管理会社や警備会社。1部の警備会社グループの不動産会社の場合、収納庫を開ける合鍵(鍵)は警備会社が持ち、管理会社の一存で合鍵(鍵)を取り出すことはできない仕組みだ。このような「厳重な保管方法」が守られている限り、今回のような事件は起きないのではないでしょうか?しかし、逮捕されたコンシェルジュの女性は、管理会社に預けていた合鍵(鍵)を使って侵入したとみられている。ではなぜ、合鍵(鍵)が女性の手に渡ったのか、不思議で仕方ありませんが、意外と管理体制の確立ができてないのではないでしょうか?ともかくこれからの原因究明が必須となることでしょう。
いくら管理会社や警備会社が厳重に保管していると言っていても、厳重とはどういうことか?いつ誰がどのような理由で?何時何分ごろ?何回しようしたか?がわかるシステムの導入や報告がない限り、合鍵(鍵)を預けてる入居者が、安心して生活することはできないのではないでしょうか?
本日は以上です。
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