ラクセスキーとは?特徴やメリット、使い方の種類を解説
さまざまなセキュリティゾーンを簡単に解錠できるラクセスキーは、マンションなど複数のセキュリティ解除が必要な住居で人気が高まっています。
ラクセスキーがあれば入居者が手動で解錠する手間なく、セキュリティゾーンを楽に通過できるため、導入に興味がある人もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、ラクセスキーの特徴や使い方の種類、メリットなどを詳しく解説します。ラクセスキーがうまく反応しない際の対処法や合鍵作成方法なども紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
目次
ラクセスキー(美和ロック)とは?
ラクセスキーとは、マンションの共用部分の解錠に多く導入されている鍵です。共用部分とは、マンションのエントランスやエレベーター、廊下、階段など、居住者全員が使用するスペースを指します。
ラクセスキーは、基本的にリーダーの検知範囲を通るだけで解錠できるため、鍵をカバンやポケットに入れたままでも共用部分のセキュリティ解除が可能です。
この記事では、美和ロックのラクセスキーを前提に、使い方の種類やメリット、デメリットを解説していきます。
ラクセスキーの使い方の種類
ラクセスキーには、以下の3種類があります。
- ハンズフリーモード
- 近接モード
- リモコンモード
各種類の特徴や使い方を解説します。
ハンズフリーモード
ハンズフリーモードは、リーダーの近くを通るだけでラクセスキーが自動で反応して解錠します。共用エントランスに多く用いられ、ポケットやカバンにラクセスキーを入れておけば、手動で解錠する手間なく通過が可能です。
買い物袋を両手に持っていたり、子どもを抱っこしていたりしても、手動で鍵を開ける必要がありません。セキュリティが厳重なマンションの場合はロックの箇所も多いため、解除の度に鍵を使用するのも面倒でしょう。ハンズフリーモードで解錠すれば、部屋までスムーズにたどり着けます。
近接モード
ラクセスキーを直接リーダーに近づけて解錠するのが近接モードです。
近接モードの検知範囲は3cm程度と短く、鍵をリーダーに近づけないと解錠できません。カバンやポケットにラクセスキーを入れておくだけで自動解錠できるハンズフリーモードとは異なり、手動での操作が必要になります。
そのため、宅配ボックスやエレベーター、玄関など、鍵の持ち主が意図を持って開ける必要がある場所に用いられています。
リモコンモード
リモコンモードは、ラクセスキーのサイドに設置されているボタンを操作して解錠するものです。リーダーに反応しない時や、ボタン操作で解錠したい時にはリモコンモードで解錠が可能です。
ただし、基本的にはハンズフリーモードや近接モードで解錠できるため、あまり使用することはないかもしれません。
ラクセスキーのメリット
ラクセスキーは、マンションのセキュリティ解除がスムーズにできる以外にもメリットがあります。ここでは、美和ロックのラクセスキーのメリットを4つ見ていきましょう。
マンションのセキュリティゾーンを簡単に解錠できる
ラクセスキーのメリットは、冒頭でもお伝えしている通り、ハンズフリーでマンションのセキュリティゾーンのほとんどを簡単に解錠できることです。複数のセキュリティを設置して防犯性を高めながらも、ロック解除の度に鍵をカバンやポケットから出す必要がないため、安全性はもちろん生活の利便性も向上します。
美和ロックのラクセスキーは宅配ボックスやエレベーターなどの機器とも連動できるため、ハンズフリーモードや近接モードなど、用途に合わせて使い分けできるのも魅力です。
鍵のカラーバリエーションが豊富にある
美和ロックのラクセスキーはカラーバリエーションが豊富で、キーヘッド、タグタイプは7色が用意されています。なお、キーヘッドを収納できるポップアップキーはブラックのみです。
ラクセスキーのタイプ | 表面の色 | 裏面の色 |
キーヘッド・タグタイプ | ブラック | ブラック |
チョコレート
ワイン モカ |
チョコレート | |
ミルク
アイスミント ピーチ |
ミルク | |
ポップアップキー | ブラックのみ |
自分の好きなカラーやファッションに合わせて、好みの色を選べるのが魅力です。
用途に合わせてリーダーの機能を選べる
ラクセスキーの標準リーダーは、ハンズフリー・近接・手かざしセンサー・人感センサー機能の全てに対応しています。
手かざしセンサーとは、リーダーに手をかざすとキーを検知して解錠する仕組みで、エレベーターの呼び出しなどに便利な機能です。人感センサーは、ラクセスキーを持っている人がリーダー前面の検知範囲にいる時に解錠し、リーダーが設置されている壁の背面側には反応しないため、不要な解錠を防げます。
共用エントランスや宅配ボックス、エレベーターなど、用途に合った機能で解錠できるため、防犯面はもちろん使い勝手に優れるのがメリットです。
マルチリーダーでさまざまなID認証に対応している
ラクセスキーのリーダーは、ハンズフリー認証が可能なラクセスキー以外に、近接認証のFeliCaやノンタッチキーなどにも対応しています。スマートフォン用アプリ「KEYMO NEO」に鍵IDを登録すれば、スマートフォンを合鍵に使用することも可能です。
さまざまなID認証に対応したマルチリーダーなのもラクセスキーのメリットでしょう。
ラクセスキーのデメリット
ラクセスキーは電池で稼働するため、電池が切れると解錠できなくなるデメリットがあります。そのため、リーダーの反応が弱くなってきたり、反応しなくなったりした場合は電池を交換しなければなりません。
電池の寿命は約1年とされていますが、電池の種類によっても寿命は変わります。電池切れで使用できなくなった場合はリモコンモードで解錠できますが、いざという時のために予備の電池を用意しておくと良いでしょう。
ラクセスキーの電池交換方法
ラクセスキーの電池交換の際は、コイン型電池「CR-2032」を用意しましょう。美和ロックの公式チャンネルが紹介している動画を例に、ラクセスポップアップキーの電池交換方法を紹介します。
- プラスドライバーで裏面2か所のネジを外し蓋を開ける
- カバーをめくり、電池ホルダーの溝穴に細い棒を入れて電池を外す
- CR2032の+が見える方を上にして入れる
- 蓋をネジで固定する
ラクセスキーが反応しない時の原因と対策
ラクセスキーが反応しない場合の原因は、以下の2つが考えられます。
- リーダーの検知範囲から外れている
- 電池切れか、故障している
ラクセスキーの検知距離は約2mのため、リーダーの検知範囲内にいないと検知せず解錠できません。反応しない場合は、リーダーに近づいて検知するか確認しましょう。
リーダーに近づいても反応が弱い、反応しない場合は、ラクセスキーの電池切れや故障の可能性があります。また、リーダーが故障しているケースもあるため、ラクセスキーの電池交換などをしても反応しない場合は管理人に相談してみましょう。
ラクセスキーを紛失・故障してしまった場合はどうすればいい?
ラクセスキーを紛失した場合は、マンションの現地管理事務所に相談しましょう。紛失したラクセスキーの登録IDを抹消できるシステムがあるため、第3者に悪用されるリスクを防げます。
ラクセスキーが故障した場合も、現地管理事務所に連絡しましょう。近くに美和ロックサービス代行店(SD)がある場合は相談する方法もあります。
ラクセスキーの合鍵を作成するには?
ラクセスキーの合鍵を作成するには、美和ロックサービス代行店(SD)へ注文する他、「俺の合鍵」のご利用もおすすめです。俺の合鍵では、ラクセスキーのリーダーに対応したFeliCaや、ノンタッチタグの合鍵作成ができます。
俺の合鍵は美和ロックサービス代行店の承認を得ており、美和ロックの合鍵作成を長年に渡って行っています。注文はインターネットで行えるため、忙しい人でも手軽に合鍵作成が可能です。
なお、FeliCaやノンタッチタグの合鍵は、作成後に登録作業が必要なため、注文する前に建物管理者に登録作業が可能か確認したうえで注文しましょう。
ラクセスキーは便利!特徴を理解して導入を検討しよう
ラクセスキーは、マンションの共用エントランスや宅配ボックス、エレベーターなどの解錠が簡単で、防犯性はもちろん生活の利便性も向上します。ハンズフリーだけでなく、近接モードや手かざしセンサー、人感センサーなど便利な機能もある他、ラクセスキー以外のノンタッチキーやFeliCaなどにも対応したマルチリーダーなのも魅力です。
俺の合鍵では、インターネット注文でMIWAなどの合鍵をスムーズに作成でき、ラクセスキーの合鍵作成も可能なため、ご興味のある人はぜひご利用下さい。