オートロック付きのマンション
ある女性の方のがとても不安になった時の話です。
現在住んでいるマンションの1回部分の玄関エントランスを開錠するには、ドアの横についているパネルの暗証番号を押して部屋から開けてもらうか、合鍵を回すことで自動ドアが開きます。
このマンションを選んだのは、オートロックだからという安心感も大きいかったです。
ある日曜日の午後の出来事です。
私が合鍵を回して、エントランスのドアを開けて中に入ろうとすると、60歳前後の女性が私の後に続いて「ごめ~ん!入れて~入れてー!」と走ってきました。
後ろから入ろうとする人をシャットアウト
「えーーと!このマンションに住んでいる方じゃないですよね?」と聞くと、そのおばさんは、
「息子がここに住んでいるんですよーー」と答えました。
入れてあげようかと思ったけど、先日テレビ番組で言っていたのを思いだした
この手の犯罪(とも連れ)が多いということを言っていたばかりだった。
コメンテーターが「女性だからといって安心してはダメ!」と言っていたのを思い出しました。
私:「お部屋の番号を押して、そのあとに”呼”って書いてあるボタンを押してください。そうしたら息子さんが部屋の中からボタンを押して開けてくれますから。
管理会社の人にも後ろから入る人を入れてはダメ!って固く言われているものですから。。。」
おばさん:「。。。」
おばさん:「そうですよねーー。割り込んで後ろから入ったんじゃ犯罪ですよね。でもねインターホンで呼んでも応答がないんです。困ったなーー。心配だなーー。」
電話すれば?
電話すれば?
私:「インターホンに出ないのなら、電話すればいいんじゃないの?」
私:「私が様子を見てきましょうか?息子さん、何号室ですか?」
おばさん:「・・・・・」
少ししてから「3◯1号室ですけど・・・・」
部屋番号は、なんと偶然にもお隣さんでした。。。
お隣さん
お隣さんと、まともに顔を合わせたのは、1年ほど前に引越しされてきた時くらいです。
それ以来、ほとんど見かけていないなーーー。
土曜日、日曜日などに時々お洗濯物を干されているのが、ベランダ越しにチラッと見えること
はありましたが。。。
お隣さんは、20代後半くらいの真面目そうな方です。
私:「今朝もベランダでお洗濯物を干されていましたよ。休日出勤されたとか外出されているんじゃないんですか?お急ぎなら職場に電話されたらどうでしょう?」
おばさん:「・・・・・」
私:「どのくらい連絡がつかないんですか?」
おばさん:「・・・・・」「たぶん部屋にいると思うんだけどなあ。。。」
おばさん:「ああ~!いえいえ!そこまでして頂かなくても大丈夫です。すみませんでした。帰りますね。」
本当のお母さんだったのかな?
もしかしたら、本当にお母さんが心配して来られたのかもしれないよなあ。。。
それだったら私って、かなり冷たい人だったなーー
とも、思いました。
お隣の玄関チャイムを押してみた
気になったので、お隣さんの玄関チャイムを押してみましたが応答がありませんでした。
やはり休日出勤か外出中なのかな?
ドアも何度かノックしましたが。。。
そこで紙に、「隣の3◯2号室の者ですが、⚫︎月⚫︎日のPM3時ごろ お母さんが連絡が取れないと心配して来られていましたよ。」とマジックで書いてあげて玄関ドアのポストに投げ入れた。
何者だったのかなー?
その日の夜の11時頃、お隣さんの玄関ドアが開く音がしました。
その後、1週間経ちましたが、どうなったのかは分かりません。
あの人は本当にお母さんだったのか?
怪しい人だったのか?
もしも本当にお母さんだったとしたら、私の取った対応は冷たかったかもしれません。私が逆の立場なら、「ちょっとくらい入れてくれてもいいのに!」って思うだろうけど。
でも「疑い深くないと、用心深くないと、今の犯罪が横行している世の中で生きて行けないからな。。。」