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「鍵番号」と合鍵のアレコレ
今回は「鍵番号とは?鍵番号で合鍵作成ができるの?そもそも鍵番号ってなんなの?」と言う疑問にお答えいたします。
「鍵番号」とは?
鍵番号はその鍵の「刻みの形状・穴の大きさや深さ・角度」を示す“設計図”の役割を示しているものです。
メーカーではその鍵の情報を鍵番号によって管理していて、鍵番号だけで鍵の形状を識別することができるのです。
鍵番号はヨーロッパなどでは500年前から既に存在していて、当時から合鍵作成の際に利用されてきました。
鍵番号はどこに刻印されている?
鍵のメーカーやブランド・種類によっても変わりますが、ほとんどの鍵番号は下記の画像のように刻印されています。
メーカーで製造された鍵には必ず「メーカー名」と「鍵番号」が刻印されています。
メーカー名は英語表記が基本で、メーカーのロゴと一緒に刻印されている事も多いです。
鍵番号は、数字とアルファベットの組み合わせが基本となります。
※メーカーによっては、鍵に「鍵番号」を刻印せず、別途カードやタグに記載しているものもあります。
「鍵番号」で合鍵作成が出来るの?
鍵の「メーカー」と「鍵番号」が分かっていれば、基本的にメーカー純正の合鍵を作ることができます。
ただ近年の防犯事情に合わせて、鍵のセキュリティ性の向上も求められているため、中には“セキュリティカード”や“専用注文書”が必要なものもあります。
また美和ロック(MIWA)社の「PR」という鍵は、著作権をメーカーが保有しているため、メーカーに手配する以外では合鍵を作ることができません。
「鍵番号」で作られた「メーカー純正の合鍵」は、“合鍵”といってもメーカーで作った鍵になり元々の鍵と品質は全く同じものになるので、合鍵を作る時は多少面倒な手続きが必要になっても「メーカー純正の合鍵」をオススメします。
「鍵番号」は分からないけど、純正の合鍵は作れる?
“鍵の設計図”である「鍵番号」が分からないと、メーカーでは合鍵を作ることはできません。
鍵穴を取付けた時に渡される純正の合鍵には「鍵番号」が刻印されていますが、鍵屋さんで削られた合鍵には「鍵番号」が刻印されていないため注意が必要です。
鍵を失くしてから困る前に、予備の純正の合鍵を作っておいて、しっかりと保管しておきましょう。
「鍵番号」はしっかりと管理しましょう!
鍵は絶対に他人に見せてはいけません。
鍵は大切な財産やご家族を守る役目を持っているものなので、むやみに鍵を見せないでください。
最低でも下記のことには気をつけるようにしましょう。
・鍵を人目に触れさせない
鍵番号が他人に知られてしまうと、本人の知らないところで合鍵を作ることが可能となります。
自宅の鍵と会社のデスクの鍵をキーリングに一緒にして、会社のデスクの鍵穴に挿しっぱなしのまま夕方までいる人をよく耳にしますのでお気をつけください。
・鍵を他人に貸さない、預けない
他人に鍵を貸し出してしまうと、知らない間に鍵屋に持ち込んで合鍵を作られてしまうこともあります。
鍵を預かっていた渋谷の高級マンションのコンシェルジュが、芸能人のギターを見たくて合鍵を使って部屋に侵入した事件も発生しております。
大切な鍵番号のことを正しく理解し、「鍵番号」を隠すことができるようなキーカバーなどを着けて、安全・安心・快適な生活を送りましょう。
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。