「鍵番号はあなたの家のパスワード」 - 合鍵についてもっと詳しく!
【鍵番号はあなたの家のパスワード】
クレジットカード番号って他人に見せないと思います。
それと一緒で、鍵番号を他人に知られてしまうと大変なことになります。
いくら防犯性の高い鍵をつけていても絶対に知られてはいけません。
それはなぜか?
今回は鍵番号の重要性についてご説明します。
【鍵番号】って実は…
数百年前のヨーロッパでも、鍵には「メーカー番号」「鍵番号」が刻印され、管理されてきました。
画像の鍵は、刻印されている「1600」がメーカーを示し、「37」が鍵の形状のパターンを示しています。
日本でもメーカー純正の合鍵には必ずアルファベットや数字が書かれています。
しかし現状、その番号が"何の為に刻印されているのか?"ほとんどの方が知らないまま使用しています。
メーカーが「刻印」したのか?鍵の取付業者が「刻印」したのか?卸売店舗で「刻印」したのか?...
実は「鍵番号」は、「鍵の設計図」なんです。
つまり、「鍵番号」がわかれば実物がなくても合鍵の作成が可能なんです。
近年のセキュリティ技術の向上により、ディンプルキー(複雑な鍵)が普及してきました。
それに伴い、街の鍵屋さんでの合鍵の作成が不可能な製品(MIWA PR)が増加しており、鍵番号の重要性が高まってきています。
「鍵番号を知ることが合鍵作成の唯一の手段」であると同時に、裏を返せば「鍵番号さえ知ってしまえば合鍵は作成し放題」という解釈もできますね。
現状の世間の認識
クレジットカードが不正に利用された場合、各カード会社が保証をしてくれると思います。
それでもクレジットカードを会社の机の上に置きっ放しにして、トイレやランチに出かけたりしないですよね。
しかし、昨今の日本では鍵に関してあまり意識が高くないようで、会社の机や近所の居酒屋、友人宅に無防備に置いていたり、
ましてやブログやFacebook、InstagramなどのSNSで家やロッカーの鍵を撮影して、知らずに公開している方をたくさん見かけます。
鍵の役割って、「家の中にある財産や権利書を守る」ことは勿論のこと、「ご家族の身を守る役目」も担っていますよね。
貸したり、置きっぱなしにしない事は当然ですが、「鍵番号」が他人に見えてしまうような管理は非常に危険です。
お勧めの対策
■鍵番号を隠す■
・鍵番号は基本的には鍵の持ち手部分に刻印されていますので、キーキャップをつけて鍵番号を隠す。
・キーケースに入れておく。
■鍵番号だけでは作れない鍵に交換する■
・MIWA社やGOAL社のセキュリティカード付の錠前にする。(付属のカードをメーカーに提示しないと鍵が作れない)
・マルチロックの錠前にする。(そもそも鍵に鍵番号が刻印されていない)
大きく分けて上記2つの方法で、合鍵の不正利用を防ぐことができます。
当店では犯罪防止の観点から、「鍵番号」の重要性をたくさんの方に知ってもらうための活動を行っております。
このページをご覧いただいた皆様が少しでも鍵の管理意識を高めていただければ幸いです。