トラブルの多い合鍵ランキング - 合鍵についてもっと詳しく!
最近の合鍵は作るのが大変
最近はなかなか店舗で合鍵を作ることが出来なくなりましたよね。
ディンプルキー=複雑、高性能、精密、特許取得などなど、ここ10年以内に登場したカギはそのほとんどが合鍵作成が難しく、鍵屋さんを悩ませています。
数十万円、数百万円のコンピュータマシンを入れてもなかなか合鍵を作ることができません。
幾つかの原因はありますが、ヨーロッパと違い日本のメーカーが鍵番号の情報を鍵屋さんに公開していないことも一つの要因です。
日本の鍵屋さんで合鍵を切る場合は持ってきた鍵をなぞって切りますが、ヨーロッパはメーカーが公開しているデータがマシンに入っていて正規品と同じように切れます。
日本の住宅の鍵はそのようなカットの仕方はできませんのでどうしても複製キーとなり誤差が生じます。
この記事では鍵屋さん、ホームセンター等の店舗で作る合鍵でトラブルの多い鍵ランキングTOP3を紹介します。
第3位:MIWA U9
MIWA U9は、パっと見た限りでは普通のギザギザした鍵ですが、シリンダー側(鍵穴)が非常に高精度に設計されており、0.05mmズレるだけで正常に使用することができません。
鍵屋泣かせの鍵で、合鍵を作製するマシンが手動のもので30~50万、コンピュータマシンだと100万円以上します。
マシンの操作も非常に高度なため、マシンメーカーがMIWA U9専用マシンを発売するほどです。
【特徴】
優れた防犯性:安全性に優れたロータリータンブラーに加え、タンブラーが9枚、キーの切り込み深さが4段変化となり、防犯性のが一段と向上しています。
耐ピッキング性能:CP認定基準である5分の2倍の10分以上(専門の鍵師でも開錠に10分以上かかるという意味です)
一時期よりは少なくなってきましたが現在も鍵穴のシェア率国内No.1の鍵なんです。
オフィス系はほとんどこの鍵が多いです、価格が比較的リーズナブルなのも人気の理由です。
第2位:MIWA JN(NIKABA)
MIWA JN(NIKABA)は鍵屋さん、ホームセンターさんに持ち込んで1番嫌がられる鍵でしょう。
できないことはないけれど、作るのに時間がかかる上、何本も削り直すこともしばしば。
【特徴】
抜群の耐ピッキング性能:上記のU9を遥かに凌ぎます。
耐ピッキング性能:CP認定基準である5分の2倍の10分以上(専門の鍵師でも開錠に10分以上かかるという意味です)
精度の高い斜めピンの採用
通常の鍵は水平または垂直に溝が彫られていますが、このJNは斜め45度から溝が彫られています。
この特徴が非常に高い耐ピッキング性能を実現しているのですが、同時にMIWA JN(NIKABA)の合鍵の作製を困難にしています。
特にメーカー純正品の使用をオススメしている製品です。